04H16決算 総務費10.12 防災対策と救援センターの周知を図れ!

2004年10月12日by 島村高彦

P1030291  s-00124

平成16年 決算特別委員会、総務費

2004年10月12日

木造密集地域の中での防災対策と救援センターの周知を図れ!

島村高彦委員
 ちょっと防災関係のことを1点やらせていただきます。先程もお話があったんですが、私も同じ思いでおりますので。防災地図とかを作成して、その中で危険地域というのが判明してくると思うんですけど、そういった老朽化した木造住宅の密集地域で、地域に住んでいる方々に対して平常時呼びかけを行っているかどうか、再度確認をしたいんですけど。

栗原防災課長
委員ご指摘のものは、木造の老朽の住宅の密集地域と、そういうハードな面のご質問かと思いますが、危険度の評価につきましては東京都の都市計画局の方で約5年に一度地域危険度というものを公表してございます。火災危険度、避難危険度、あと倒壊危険度ということでございまして、それぞれ総合評価をされているところではございます。 私も防災の訓練等をされる時に木造等が多い、具体的な名前を出すと池袋本町地区でございますとか南長崎地区、また長崎地区等非常にそういう建物倒壊、また火災危険度高いわけでございますが、特に池袋本町地区等におきましては、住民の方非常に防災に対しての意識が高うございまして、通常の私どもが行っている訓練の他、あそこにある防災広場を使いましてまた別な訓練をされるなど、非常に地域の方と一緒に、訓練の頻度を上げて行っているところでございます。ソフトの対策では一応そのようなことでございます。

山木総務部長
木造密集地域の中での防災対策でございますけども、只今防災課長が申し上げた他、これは都市整備部所管でやってございますが、いわゆる木密地域というところで木造住宅地区の改善を図るための事業をかけてございます。こういうのは修復型の事業といいまして、これは住民皆さん方一人一人が自分の住宅に対して対策をはかっていくと。それについて手助けしていく、あるいは災害路を拡幅していくというような事業でございますけども、これにつきましてはこの地域の中で協議会方式をつくりまして、その協議会の中で全戸配布の協議会だより等を使いまして、ここの地域はどういうところが危ないのか、避難にあった場合どうなのかというような、防災の観点からの町づくりを推進するということで、定期的にそういう警戒のニュースを発行しまして呼びかけているところでございます。

島村高彦委員
防災というのは、やっぱり一人一人の意識の持ち方でいざという時に変わってくると思いますので、そういった平常時に普段から呼びかけを行って意識を啓発しておかないと、なかなか現状の生活の中ではテレビや何かで見たとしても自分の身に振りかかってくることというふうには、なかなか感じられないのが実態ではないかと思います。そういった意味の1つなんですけれども、区民の意見の中にもあったんですけど、緊急時の避難先ですね。一応防災の方で救援センターというような定めがあるんですけれども、この救援センターに関して一体どのくらいの区民の方が認識をされているとお考えでしょうか。

栗原防災課長
救援センターにつきましては、何か災害があった時に私どもは一時集合場所とも兼ねて整備をしているところでございます。昨年度私どもの予算で、災害と救援センターという特集号を作成させていただきまして、防災訓練等でも配布をしているところでございます。 あと、区民の方でどうしても勘違いしやすいところが、避難所と避難場所、救援センターに集まった後広域的な延焼火災によって避難場所、例えば学習院大学でございますとか立教大学とかに避難しなければいけない場合がございます。そこと混同されている場合が多々ございますので、まず何かあったらとりあえず救援センター、学校に来てくださいと。それは各防災訓練で繰り返しお願いをしてございます。学習院大学等へ行く時は学校に集まった後、街区ごとに燃えてしまうような延焼火災等の危険が迫った時に区の職員、あるいは消防、警察の職員とともに誘導いたしますと。したがって、まず学校に来ると。その後、周辺の状況を見ながら避難場所はその後の話だというのも、一応この特集号の中に書かせていただいてますので、訓練等を通じてそのようなPRと申しますか、周知を一生懸命やらせていただいているところでございます。

島村高彦委員
先程も竹下委員さんの方からあったんですけど、そういった防災訓練に参加をされるような方はまたそういった意識も持てると思うんですけども、これ本当になかなか難しいことなんですけれども、町会だとかそういったものに加入していなくて、いざという時にそういった人は自分の勘だけで動いていくというふうになるかと思うんです。問題は、これから先そういった方々にどのような形で声かけをして、災害時の集団行動というものを意識させていくのかというのが一番ネックになると思います。 私の方は以上でございます。

Page top