07H19予算 補足3.09 廃プラスチックのサーマルリサイクル

07H19予算 補足3.09 廃プラスチックのサーマルリサイクル

s-00362 shima01

平成19年 予算委員会 清掃環境費

廃プラスチックのサーマルリサイクル

2007年3月 9日

島村高彦委員
それでは、既に出た質問で重なってしまいますけれども、お許しを願いたいと思います。廃プラスチックのサーマルリサイクルということでお聞きをいたします。
ずっと埋め立ててきた廃プラなんですけれども、最終処分場の延命ということで、この件についてはもう、区民にも周知徹底されているかと思います。パブリックコメントの結果が出ていると思いますが、その結果について教えていただきたいと思います。

佐藤計画管理課長
廃プラスチックのサーマルリサイクルにつきましては、本年2月いっぱいパブリックコメントを実施をいたしまして、広く区民の方のご意見等を募集している状況でございます。今、最終的な取りまとめをしている段階でございますけれども、要望意見としては、約50名の方から意見としては200件程いただいておりまして、今、取りまとめの作業を行っているところでございます。

島村高彦委員
その内容にどういう声があるかというのを聞きたかったんですけれど、それはまだわからないんですか。

佐藤計画管理課長
大変失礼いたしました。様々な意見がございますけれども、反対という意見は全体としてはそれほど多くなかったかなという状況ございます。それから、内容といたしましては、焼却に対する安全確認、こういったものを徹底してほしい、それから環境負荷の影響についてきちんと内容を確認をしたい、それから資源回収の徹底等については割と好意的な意見がございまして、それから分別方法の変更ですとか、収集日の変更、こういったものについてはきめ細かい広報をお願いしたいと、そのような意見でございます。

島村高彦委員
反対の意見は少ないということでございますけれども、反対の強い声も方々から聞かれているのも事実なんですね。
モデル実施をやっていた品川とか大田の区があるかと思うんですけれども、そちらの方でモデル実施をやった結果の区民の人たちの声というのはわかっているんでしょうか。

佐藤計画管理課長
現在、区議会等におきまして品川区の結果を公表しておりますけれども、品川区の結果は全体の3.8%の地域でしかまだ実施をしてございませんで、その結果、清掃工場の排気ガス中のダイオキシン濃度と、これは全く問題がなかったというところまでご報告をしておりまして、実施案の中にも記載をしているところでございますが、説明会等のご意見では、4%前後の実施結果では不十分でないのか、そういったような意見もございました。

島村高彦委員
この廃プラの処理に関しましては、発生抑制が一番の理想だと。次に再生利用と。それで残ったものをサーマルリサイクルということでございますけれども、それ以外のここに書いてありますマテリアルリサイクルとか、ケミカルリサイクル、こうした手法の方がサーマルリサイクルよりも、できればこっちの方がいいということでしょうか。

佐藤計画管理課長
国等の考え方もそのようなマテリアルあるいは発生抑制を優先すべきというのは、はっきりと方針が出てございますし、豊島区としてもそういった方法が非常に優れているということは同じように考えてございます。
パブリックコメントの意見等におきましても、そういったものを優先すべきだという意見も何件かございます。

島村高彦委員
それで、物によって、プラスチックの種類によってマテリアルだとか、ケミカルの形で処理ができないと書いてあるのもあるんですけれども、これは全体の廃プラの、豊島区の廃プラの何%がサーマルによって処理をしていかなければいけないんでしょうか。

佐藤計画管理課長
ごみの組成分析をやった結果でございますと、可燃ごみの中にもプラスチック類が6%から7%含まれてございます。それから不燃ごみの中で、廃プラスチックというものが大体45%、半分ぐらい、それからそのうちの、現在の容器包装リサイクル法の対象となる、容リプラというものが21%ぐらい含まれているという状況でございまして、容リプラをすべてリサイクルするかというのは、今後の課題と考えてございますが、現在、回収をしておりますペットボトル、発砲スチロールトレイそれからボトルタイプのプラスチック容器、これについては豊島区としてはリサイクルの徹底を図ってまいりたいと考えております。

島村高彦委員
何%ぐらいが最終的にサーマルリサイクルに行くのかというのを聞きたかったんですけど、可能な限り、発生抑制、再生利用というのができる方が理想的であるとは思うんですね。この中でダイオキシンだとか、そういった危険性のものについてはデータ上、危険性はないということを示した上で本格実施に至るかと思うんですけれども、全体の中でちょっと出たかもしれませんけど、CO2の排出に関しては、サーマルリサイクルの実施に関しまして、特段の記載がないように思ったんですけれども、その辺のCO2の部分に関しては、どういうふうに考えていらっしゃるのか。

佐藤計画管理課長
炭酸ガスに換算した場合の温室効果ガスがどのくらい増えるかということでございますが、プラスチックの焼却によりまして約17万トン、現在より26%ぐらいCO2換算で23区全体で増えると想定をしております。
それから、一方、最終処分場から発生する温室効果ガス、メタンガス等は、CO2の26倍程の温室効果がございますが、そういったものの削減量が約9万6,000トン、15%ぐらいの削減、それから発電が増えますので、電力会社等での削減効果が約6万3,000トン、10%ぐらいということで、合計いたしますと約0.7万トン、全体の割合では1%強になりますけれども、そのぐらい、増加すると見込んでございます。

島村高彦委員
CO2は今おっしゃったように温暖化の主要なものでありまして、このCO2の削減に関して世界中で今、温暖化防止ということで、取り組んでいるわけなんですけれども、このサーマルリサイクルをやることによって発生するCO2が、結局、今の説明でありますと、新たに発生するCO2、それから埋立てをしないで、本来、排出されるメタンガスが削減されるということでございまして、要するに総体的にCO2排出が増えるのか、増えないのか、どっちなんですか。

佐藤計画管理課長
炭酸ガスの焼却による発生と、それから差し引くものとしては最終処分場からの温室効果ガスと電力会社の炭酸ガスの削減、それを相殺しますと0.7万トン、1%前後増加すると、清掃工場の焼却については見込まれてございます。ただ、可燃ごみ不燃ごみを収集する収集車でございますが、これにつきましては不燃ごみは今現在、中央防波堤まで運んで分別、破砕処理をいたしております。この走行距離の減少分は見込まれてございません、この0.7万トンのところでは。ですから、その辺を相殺しますと現状維持程度になると考えてございます。

島村高彦委員
それで、モデル実施の中で排ガスだとか排水のいろんなダイオキシンを初めとする危険物質の測定ですね。それ以外に排出CO2のデータ、こういったものも測定されるのでしょうか。

佐藤計画管理課長
清掃工場の実証確認につきましては、一部事務組合が要綱を定めまして、それに則った実証確認を行ってまいります。
今、ご指摘のありましたようなダイオキシン、それから一般的な公害物質等は全部測定をしてございます。CO2量ですが、この炭酸ガス量ということでは把握をいたしませんけれども、清掃工場では2カ月に一度、排ガス量、排ガスの総量を測定しておりまして、その中で補足ができると考えてございます。

島村高彦委員
区民が従前不安に抱いていた1番は、ダイオキシンを初めとする、そういう危険物質ですね。そういったものが排出をされないという証明がまず1つ、一番大切だと思うんですね。
それ以外に、自治体として世間がみんなで取り組んでいるCO2、温暖化のもとをどう抑えていくのか、そういう努力も恐らく、注目の対象になるかと思うんですね。そういう取組みの中で、緑地を造成したり、あるいは新たに排出権を買取りしたりとか、そういったいろんな取組みの上でCO2の排出に対しての対応を行っているんだというのを区民に見せれば、区民もそういう意味ではわかってくださるんじゃないかと思うんですけれども、そういう新たな取組みというのは特段、なされないんでしょうか。

齋藤清掃環境部長
ご指摘のとおり、今、気候変動対策といいますか、温暖化対策ということで世界が、CO2の削減について、様々な動きがあるというのはご指摘のとおりでございまして、今回の廃プラサーマルの実施に当たりましても、ご指摘のような対策を今後、総合的に出しまして、区民の方々にご説明を申し上げるという必要性は高いと考えております。

島村高彦委員
今後、そういったものも含めて、さし当たって本当に安全な処置であるということを区民に周知徹底を図っていっていただきたいと思います。

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