09H21決算 文化商工費10.15 受注発注支援策・ものづくりメッセの充実を

2009年10月15日by 島村高彦

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平成21年 決算、文化商工・教育費

2009年10月 15日

受注発注支援策・ものづくりメッセの充実を

島村高彦委員
それでは、産業振興で受発注・企業情報交換会開催経費についてお聞きをいたします。決算272ページでございます。
これについては、企業情報の交換ということに関してはこういったセミナー方式もいいんですけれども、過去に一般質問で事業者の情報を集約してネットだとか文書、そういったものでいつでも情報の取得が可能になるようなシステム、事業を行っていただきたいということを要望いたしました。というのも、この受発注交換会におきましては、いろいろと豊島区の場合は他の区とも連携をしながらやっているんだと、異業種交流なんかも含めていろいろとやっていると、ところがなかなか現状は実際の取引まで至らないというお答えだったんですね。ちなみに20年度はこうした実際の取引に至ってそこから大きく商売の話が広がっていったという状況が生じたのかどうか聞いてなかったので、お願いします。

高橋生活産業課長
受発注交換会の事業につきましては、昨年度からビジネス交流会という形で名前を掲げさせていただきまして、また今年度もやり方を変えさせていただきまして、それぞれの自己負担分を安くした上で、皆さんの交流する機会を増やすような形で毎年度工夫をしているところでございます。今年度につきましては、金額を下げたことも含めまして、大変たくさんの方にお申し込みいただきまして、あと私自身も実際見ていてもびっくりするほど交流の機会の時間を長く設けたこともありまして、時間が狭まっているのにずっとお話が続いているような形で、大変盛会に終わったと思っております。私どもは参加した方々に後程アンケートをしてという形で情報は入手しておりませんが、実際にこれを契機に受発注につながったという話も間接的では聞いておりますので、今回やったような形でいろいろやり方を見直ししながら進めていきたいと思っております。
また、ものづくりメッセの話になりますけれども、その場で受発注が成立したというわけではなくても、ものづくりメッセの会場等で知り合ったことがきっかけで受発注につながったという話も伺っておりますので、私どもとしてはこういう機会をより増やしていって受発注につなげていきたいなと思っているところでございます。

島村高彦委員
事業者同士の接点を多く持てば持つほどやはりそういった機会が誕生すると感じているところでございます。一般質問で行った情報を集約して、先程の就労支援と同じなんですけれども、絶えずそういった情報を自分が必要に応じて取得できるというシステムをぜひつくってほしいとお願いしたんですね。それで、その時に区のご回答も、企業と企業の仲介には企業情報のストックと発信が重要であると、これが威力を発揮していくんだということは認識をしているとお答えくださっております。その後、商工会議所や産業協会などとの役割分担を明確にしながら、その上で連携を図っていきたいと考えておりますというご回答をちょうだいしているんですけれども、よくその時は意味がわからないんでそのままになってしまったんですけれども、その後これがどう展開されていったのか、ご説明をお願いいたします。

高橋生活産業課長
ご説明が不足して申し訳なかったと思っております。実は、委員ご指摘の企業支援サイトという形で今年度当初に立ち上げたところでございます。まさに私どもも同じ問題認識を持っておりまして、様々な企業を訪問させていただいているんですが、情報を蓄積し、またいろいろ、例えば私どもはよくお問い合わせいただくんですが、地域ごとに業種ごとにこういう会社はないかということを、今まではなかなかインターネットで検索するしかなかったんですが、そういうことを検索できるとしま企業支援サイトというのを立ち上げさせていただきました。まだまだ登録事業所数が少のうございますので、もうご存じの事業所がございましたらぜひ登録していただきたいと思いますし、我々もいろんな産業団体等にもお願いして登録数を増やすように努力している最中でございます。これが進んでいきますと、サイト上での情報のやりとりの中で受発注に結びついていければいいなという構想でおるところでございます。

島村高彦委員
以前にこの質問をしたときに私が勤めていた会社の例を挙げまして、それは普通のニュース形式で毎月1回発行していたんですけれども、そこにやはり取引先の情報を載せることによって、それを見た他のお客様がぜひうちの仕事をやってもらいたいという形で成約に結びついた例がかなりございました。やはりこれを今課長がおっしゃったようにネットでということなんで、ぜひこういったことをやっていると、それぞれのお仕事に対して何らかのお役に立つと思うのでぜひご参加ください、登録くださいという呼びかけを積極的に行っていただくことをお願いをいたしまして終わります。
以上です。

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