06H18年決算 特別会計10.17 介護予防事業と区民のボランティア

2006年10月17日by 島村高彦

s-00351 (1) s-080719_122517

平成18年 決算委員会 福祉費関連(補足質疑)

介護予防事業と区民のボランティアについて

2006年10月17日

島村高彦委員

参考書の179ページに介護予防の事業経費が載っております。①から⑤まで載っているんですけれども、これの17年度の成果と効果について、特に介護度の軽減と、それに連なって介護給付費の全体の減につながったような効果や成果があったかどうか、お聞きしたいです。

 

小林介護予防担当課長

委員ご指摘の評価についてでございますが、1つの事業の評価については検証しておりますが、介護保険会計全体に及ぼす効果までは、まだ出ておりません。3カ年の計画の中では、それを見越した形では、今、計画中でございます。

 

島村高彦委員

それで、この①から⑤まで、いろいろと、たくさんやってくださっているんですけれども、⑤の介護予防健診事業経費、これは17年度の予算重点施策の中の恐らく「豊島おたっしゃ21」という拡充事業として定められた事業ではないかと思うんですけれども、この中で、17年度は区内施設で約10回、500名の受診者を目標にすると書いてございます。
しかしながら、執行率を見ますと、27.4%ということで、この目標がどのように達成されたのか、その辺をお伺いしたいと思います。

 

小林介護予防担当課長

当初、この介護予防の健診自体、東京都の介護予防緊急対策室からマニュアルを示されていたわけですが、お医者さんの雇い上げの部分が書かれておりました。それで予算的には医者の報償費がかなり入っていたという部分がございます。ただ、マニュアルがどんどん改善されてまいりまして、必ずしも、そこに医者がいなくてもいいという、保健師、看護師と区民のサポーターさんたちで介護予防の健診が運営できるというふうに、非常に効率的なものに変わってきたことでの、かなり報償費の残でございます。専門スタッフも、私も現場によく出ておりましたので、そのあたりでの報償費の減で、かなり残すことができたということでございます。
そして、500名を当初目的にしていたわけですが、昨年はイベントの会場でも実施いたしまして、全部で14回とりあえずやりましたが、人数的には377名でございました。
以上でございます。

 

島村高彦委員

当初の予算の中で、金額168万9,000円という予算現額がございました。この重点施策を見ますと、スタッフというのは、保健師、それから一定の講習を受けたおたっしゃサポーター、これは区民による有償のボランティアということなんですけれども、これは、もう、このお二方で決まっていたと思うんですけれども、この中に、この予算の中にはお医者さんがもともと入っていたということなんでしょうか。

 

小林介護予防担当課長

この事業は、16年度は高齢者福祉課が直営事業でやっていたときの予算をそっくり介護予防担当課になる時に、そのままいただいたというような形になりましたので、当初、高齢者福祉課の持っていた予算をいただいたということで、そういうふうになっております。

 

島村高彦委員

わかりました。
それでは、次に、同じくおたっしゃサポーターということで、介護予防事業のお手伝いをお願いする区民のボランティアということなんですけれども、この育成に関しましては、当初、予定どおり育成をされたんでしょうか。17年度の決算参考書のどこにあるのか、ちょっと探したんだけれども、多分、介護予防普及啓発事業経費かなとは思うんですけれども、おたっしゃサポーターの育成の結果についてお願いいたします。

 

小林介護予防担当課長

委員がおっしゃるように、普及啓発事業の中に予算的には入っております。実際、時間的に公募ができないときもございましたが、概ね広報なり、あとは現実にもうボランティアをしていらっしゃる方たちに公募をかけますと、初年度、昨年度、17年度はやはり30数名の方が応募されました。1日から1.5日ぐらいのこちらの研修を実施させていただいて、暫時、本当にサポーターさんたちが増えてきております。現在は50名少しになっております。どんどん増えておるのと、健診のおたっしゃのサポーターさん以外に、今年度は運動のサポーターさんも育成をしたりして、彼らの能力アップを適宜図っているわけですが、非常にいい役割をこの中でとっていただけるようになっております。

 

島村高彦委員

わかりました。介護予防そのものが本当の意味を区民の人にわかっていただくのは、かなりまだ時間がかかるのかなというふうにも考えております。そういう意味で、このおたっしゃサポーターというのは、区民が自ら参加して、そのお手伝いをする中で、そういう意識がどんどん深まっていくのかなと思います。これからも、この事業に関しましては、力を入れてやっていっていただきたい思います。
以上です。

 

Page top