14.10.10 H26決特 私道についての支援

2014年10月10日by 島村高彦

平成26年決算特別委員会 清掃環境都市整備土木費(10月10日)

私道についての支援

○島村高彦委員    続きまして、一般質問でも行いました私道の部分ですね。私道の管理ということで、私が言っているのは、答弁にもありますように、私道というのは当然公共物ではないんですが、実質上、公共物と何ら変わりなく利用されているという観点に着目して質問したわけなんですね。それで、何よりその私道の所有者が、そういう公道と同じように使われているところについては何のメリットもいただいていないという部分があるわけなんですね。それでいて、修繕をすると自己負担が発生するというところに、幾ら説明しても理解をしてもらえないという部分がございます。

区のほうとしては、地域全員の重要な財産だということで、その機能が維持をできるように、私道にかかわる相談については丁寧に対応していきたいというお答えをしてくださっているわけですが、この私道に関しては、空地同様、個人の持ち物ですからどうにもできないという部分があるんですね。で、片や最近、空き家の建物の維持、適正な維持管理条例、または同じく私有物であるマンション、これに対する条例ができたわけですね。こういったものに対する、私有財産に対する条例ができた中で、何とか私道だとか空き地に関しても、区のほうの手が少しでも影響を及ぼせるような条例ができないのかなということは前からずっと申し上げているんですが、やはりその辺のことを検討していただいているのかなというところがずっとを考えているところなんですが、いかがなんでしょうかね。

○宮川道路整備課長  以前に私道に関する条例ができないかということでお申し出いただきまして検討したんですけれども、マンションの場合は、もとになる法律がございます。マンションの適正化法という大もとになる法律がございますので、それを受けて、同じ流れでつくれるんですが、私道について条例化しようとすると、もとになる法律がございませんので、ケース・バイ・ケース、いろいろなケースがございます。私道についても共有のところもあれば、1人の方でお持ちの方もいらっしゃいますし、分筆していなくて、広い敷地の中に道路形態と建物が建っているというケースもございますので、なかなか一律に条例で規制するというのは難しいかなというふうに、検討はしているんですけれども、条例化というのはなかなか難しいかなというふうに考えてございます。

○島村高彦委員  空き地に関しても、樹木がもう伸びて、隣の家を崩壊するんじゃないぐらい密着しているような、そういう場所もございます。だけど、何ら打つ手はないというところなんですよね。で、この私道に関しましても、せんだって、2月のときに、巣鴨三丁目の通りをよくする会というのを臨時的につくりまして、これには巣鴨地区のまちづくり協議会の会長も名を連ねておるんですが、高野区長と豊島消防署長、それから巣鴨警察署長のお三方に要望を出しました。御承知のように私道の、もう今はあれからまた木が伸びまして、もうほとんど私道を覆い尽くしています。ほとんど背をかがめてじゃないと通れないぐらいの状況になっています。

片や、そのところに大きな陥没がありまして、そこを通らざるを得ない近隣の人からすると、非常に大変な状況下になっているわけなんですね。これも区のほうに御要望申し上げて、お願いしますというところなんですが、先ほど来、なかなかこれも手の出しようがないというところなんですよね。これは、やはりもうこのままにしておくしかないんでしょうね。

○宮川道路整備課長  樹木ですけれども、例えば民法の解釈でいきますと、枝を越境してきたものであっても、所有者に無許可で切った場合は罪が問われます。それと同じような状況が発生していると思われますので、やはり地主の御意向が最大限働く部分ですので、慎重にやらないと、逆に訴えられることになりかねませんから、そのあたりは慎重にやっていきたいと考えております。

○峰田道路管理課長  該当地に関しましては、道路管理巡視員が定期的に見回っております。で、委員がおっしゃったように、伸びている状況も把握しております。しかしながら、所有者が、ちょっとでも近づくと同じように追い返されると。そういう状況ですので、結果として頑張っているけど、ちょっと効果が出ていない状態です。

○島村高彦委員  大変に御苦労さまでございます。ありがとうございます。

そんな中で、区のほうも、少しでもこの私道について御支援するということで、中島副議長がずっと申し上げております私道の排水助成、これ、ちょっと細かく聞きたかったんだけども、時間なくなりました。この拡充をするという、先ほど儀武委員のお答えにもございましたが、一体いつごろ拡充されるんですか。

○宮川道路整備課長  排水助成50%を引き上げるべく、来年度予算の編成に向けて、現在検討中でございます。

○島村高彦委員  ありがとうございました。

Page top