15.03.04 27予算島村 清掃都市整備土木費 染井吉野桜記念公園

2015年3月4日by 島村高彦

平成27年予算特別  3月 4日  清掃環境・都市整備・土木費

染井吉野桜記念公園

○島村高彦委員  ぜひ地域の中で生かされる公園ということで取り組んでいただきたいんですが、もう一点、人を呼び込む、人が集まる、そういった形に持っていくためには、それなりに公園の整備というものも必要になっていくのかなと。そこでいろんな費用がかかってしまうわけなんですけれども、その費用をかけても、この地域のコミュニティに効果がある、あるいは地域の活性化に非常に貢献するという意味では、その費用も生きていくのかなというふうに思うわけでございます。

その一例としてちょっとお話ししたいのは、染井吉野桜記念公園、駒込駅のそばにございます。たまたま地元の町会長から、あそこの桜の木に、冬についてはイルミネーションをつけてもらいたいんだけれどというような声がありまして、私もそれをその場で言われて見たら、非常に効果があるのかなというふうに感じました。私の地元の巣鴨駅の南口においては、今現在イルミネーションを設置しております。これは商店街の補助金で、全国商店街連合会の補助金で設置したんですが、それでも補助が足りないのと手元にお金がないということで、当初計画していたいろんなきれいな色が出るイルミネーションではなくて、青いイルミネーションだけになっちゃったんですね。で、今よく寒々しいだろうと言われるはめになっちゃったんですが、やはり染井吉野記念公園に桜色のイルミネーションなんかがあったら非常にいいなという気がしたわけでございます。これは地元の町会長からぜひということでお話があったんですが、こういうのは非常にいいかと思うんですね。

それで、これは文化観光課の事業なんですが、ソメイヨシノプロジェクトということがございまして、その中に、駒込駅周辺年中桜計画というのがございます。きょうは文化商工部ではないんで、これ以上聞けないんですが、こういうのも非常に効果が高いというふうに思うんですが、どうでしょうかね。

○石井公園緑地課長  ソメイヨシノプロジェクトにつきましては、私どももその一員として、いろいろ文化商工部とも、どういった案があの公園で一番いいのかというようなところもいろいろ話し合っているところでございます。もう本当に木のところにライトアップ、そういうような形で桜色のLEDをつける話とか、自転車の駐輪場の出入り口のガラスの天井に花びらのシールを張ってみたらどうかとか、さまざまな意見が出てきているところでございます。

昨年、利用されていなかった池を埋めて、少し公園の部分が広がってございます。27年度以降とかそういったところで、今後の取り組みの1つとして、イルミネーションとかそういうようなさまざまな工夫を検討しながら、地域のこのソメイヨシノ発祥の地の公園としてどうアピールしていくのかというところをもう少し詰めていきたいと思います。

○島村高彦委員  この間、ソメイヨシノ発祥の地という知名度がないということで、高野区長を先頭に、一生懸命ほかの自治体に対してもアピールをしてきたわけでございます。で、一般の人が、やはりそれをさっと感じるのは、駒込駅をおりて、その外側に桜をイメージするものが目に飛び込んでくるという、これが非常に大切なんだろうというふうに考えております。ここが有名なソメイヨシノ発祥の地だということをやはり肌で感じられるようなまちづくりに取り組んでいただきたいということで、再度言いますと、やはり桜は咲いているときはきれいなんですが、散ってしまえば、特に冬になると非常に寒々しい木になってしまいます。そこにやはり桜のイルミネーションが輝いていれば、非常にやはりまちとしての効果は上がるんではないかなということで、引き続き取り組んでいただきたいと思います。

いずれにいたしましても、今、国際アート・カルチャー都市を進めております。最初、この池袋を中心ということなんですけれども、この構想が公園だとか児童遊園の中にも、その国際アート・カルチャーの息吹が生きているような、そういった公園にしていただきたいんですね。何か人気がない公園だなというのをできるだけ少なくさせて、多くの人から活用されて、なおかつ見た目にも、さすが国際アート・カルチャーをやっている都市は違うなというような整備に、時間はかかるかもしれませんが、取り組んでいただきたいと思います。

○高野区長  今月、染井櫻を、お酒のほうですね、何か会があるようでありまして、今お話しのように、ソメイヨシノプロジェクトというような形で協議会が進んで、大変地元の方も熱心にやっておられて、今お話しのように、やはりまさに駒込、巣鴨、そういうような形で、一つの豊島区のブランドとしていきたいということは明確にもう以前から出しておりますけれど、先般、日本ユネスコ協会の連盟の未来遺産が雑司が谷で認定をされたということで、そのとき私がすぐぱっと浮かんだのは、やはり駒込の桜プロジェクト、ソメイヨシノプロジェクトも本当に未来遺産につながるような活動をしているんではないかなというようなこともちょっと思っておりましたので、今お話しのように、桜のときだけではなくて、本当に年間を通じてこのソメイヨシノをPRするような形のものをやはり考えていくというような形の中で、今の御提案等々は非常に、年間を通してやはりそういう形のイベントができるというのは地域にとっても活性化につながるわけでありますので、ぜひ前向きに検討をしてまいりたいと思いますし、また、大変国際アート・カルチャー都市というような形のつながり方も、今御指摘のような形の展開も非常に大きな効果がある。それはさまざまなものを含めて、やはり駒込のソメイヨシノがまだまだ発祥の地とは認知されておりませんので、これらについても、より一層公園を活用したり、あるいはさまざまな面で今おっしゃるような価値をつけていくということは大事だと思っておりますので、前向きに考えてまいりたいと思います。

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