平成26年決算特別委員会島村10月 7日 議会・総務費
防犯パトロール・青色防犯パトロール
○島村高彦委員 安心・安全メールを見ますと、よく、ひったくりや痴漢、それから侵入窃盗、そうしたニュースがよく入ってきます。実際には、メール以外にももっといろいろ起こっているのかと思うのですが、そういう中で、いつも豊島区としては、地域安全対策事業として防犯パトロール事業、また青色防犯パトロール車の運用等、一生懸命地域の中を回っているところでございます。こうした事業を一生懸命やっているにもかかわらず、かなりの率で発生をしているわけなのですが、実際にこの事業の効果はいかがでしょうか。実際に、検挙はできないのか。捕まえたり補導したりして、そういったものに結びつけたという事例もあるかと思うんですけれども、その辺の効果を一言お願いします。
○居原治安対策担当課長 現在、当区で行っておりますパトロールの警備員が直接現場で検挙したというのは、今のところございませんが、交通事故等を現場で認知しまして、通報等、多々協力をしている状況でございます。
○山口菊子委員長 検挙はできないですよね。立場が違いますから。訂正しておいてください。
○居原治安対策担当課長 ただ、現行犯は私人でもできますので、目撃すれば検挙することもあると存じております。
○島村高彦委員 これだけ発生していて、やはり悪さする人も人目を見計らってやっているから、私なんかもよく、ひったくりを目撃しないかというのでふらふら歩いているんですけれど、なかなか出会わないんですよね。若いときに一度だけ、曲がり角を曲がった瞬間に女の人が叫んでいて、どうしたんですかというので、後を追っかけようとしたんですが、もう姿も形もないですよ、どこに逃げたんだかね。やはりそれだけいろいろ計画して考えてやっているから、なかなか捕まえるといっても難しいんでしょうけれども。これは主に警察が中心の業務ですが、せっかくこれだけの大きな予算をかけてやっているわけなので、やはりもう少し効果が出るようなパトロールができないものかと思うのですが、現状ではパトロールをやっている方々は、警察関係の方々もいらっしゃるかと思うんですけれど、そうでない方々もいると思います。どういった方々がやっているのですか。
○居原治安対策担当課長 現場で青パト、あるいは自転車を利用して行っている方々につきましては、警備員でございます。指導する方として、当係では警察OBを雇用いたしまして、警備指導員という形で従事をしているところでございます。
○島村高彦委員 もっと細かく見ていけば、やはり犯罪が発生する場所というのは、決まってはいないけれども、ある程度集約されている場所なのかという気もします。恐らく事務所や家屋の侵入窃盗なんかも、やはり一定の条件のもとで見計らって犯人はそこにねらいを定めますので、当然警察にはそういった過去のノウハウ等が十分あるかと思うんですね。そういったものをやはり現場で、そういう知識も伝授してもらいながら、効果的なパトロール、見回りを行っていただきたいと思うのですが、ただぐるぐる回っているだけではなくて、やはり実効性のある視点でやっていただきたいと思うのですが、今後そういったことに関してさらに取り組むという御意思はございますでしょうか。
○居原治安対策担当課長 現在、島村委員の御質問にあった点につきまして、当課といたしましては、毎日、土日を除きまして、区内の警察署と情報の交換をしているところでございます。警備員の集金時等に、あるいはその情報を伝達してパトロールに活用していただいております。また、青パト乗務員につきましては、管内の警察署に立ち寄りまして、そちらでも情報交換をしています。あるいは、区内の小学校、あるいは保育園等から不審者情報が入った際には、それを警備員に伝えまして、重点パトロールに資するなど、タイムリーな警戒に努めるよう努力をしておりますので、今後ともより一層の効果が上がる運用に配意していきたいと思っております。
○島村高彦委員 それと、やはり現場の実態、状況を一番把握しているのは、その地域の住民の方々なんですね。だから、やはりそういう住民の方々、自主的なパトロールは行っておりますが、ただ勝手にやらせておくのではなくて、やはりこういったパトロールの方々とも十分な連携を図れるような地域をつくっていただきたいと思います。
いずれにしても、セーフコミュニティということでも指導しているわけですから、ほかのまちとはこういう防犯体制についても大きく違うんだということを打ち立てていっていただきたいと思います。
以上です。