平成27年決特 文化商工・教育費(10月15日)
リーサスの活用と区内に事業所拡大
○島村高彦委員 これは一般質問でもやりましたように、各地域による特徴というものが、これは全国的にもあるんだろうと私はとらえております。ランダムな形で企業というのは営業していないだろうという、それぞれの考えた上で豊島区でという形になってきているんだと思うんですね。
そういった中で、そういった事業者たちが、どこの地域にどういう関係を持ってこれまでやってきて、なおかつ、これからどういう展望を持って、この豊島区内に事業所を構えたのかと。こういったことも、やはり起業支援の立場からいうと、その辺はやはり掌握しておかなければいけないんではないかなという気はいたします。
それで同時に、新たに増加した事業所の規模、これがどういう規模であるのかということがちょっと気になってくるわけでございますが、その辺はいかがでしょうか。
○田中生活産業課長 規模につきましても、詳細にはまだ把握してございませんが、業種で見ますと、やはり本区の特徴であります卸売や小売業、それから宿泊業、飲食サービス業、これが豊島区では2大業種ということになりますので、こちらのほうがふえているというところもございます。ですので、余り大きな企業ではございませんが、そういった小売業等がやはり復活してきているのかなと考えております。
○島村高彦委員 その辺をもうちょっと正確に見ていっていただきたいわけですけれども、いわゆる大規模企業の関連の事業所がふえているのか、それとも、また新しい企業を起こして、これから発展していこうという、そういったところが多いのか、その辺によって、将来的にも区内の産業の構造というのは大きく変わってくるのではないかと思っているんですね。だから、余り分析をされていないということですけれども、やはりその辺は強い関心を持って、どのような種類のものがあるのかということをちょっと考えて対策をとっていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
○田中生活産業課長 まず1点、さきの一般質問でも御質問いただきました。リーサスの活用というのは、1つ今後の大きな政策を立てていく上での力になるんだろうと思っております。
また、経済センサスにつきましても、現在平成26年の部分で出ているのが速報値ということで、詳細なデータがまだ公表されていないということもございますので、そちらが明らかになり次第、また分析は詳細に進めていきたいと思っております。
○島村高彦委員 当然、リーサス等の、そういったデータもこれから非常に重要なものになってくると思うのですが、私がお聞きをしたかったのは、やはりこれまで事業者の支援を行っている中で、あるいは創業支援を手がけている中で、豊島区の中の産業の状態が感覚としてどうなっているのかというのをやはり体感としてお持ちいただいてほしかったなというものがあるわけでございます。そういった観点からの生活産業課長の、そういうこれまでの体感上得たもの、そういったものをお聞きしたかっただけなんですけれども、その辺は、では、何もないですね。
○栗原文化商工部長 ちょっと補足を。繰り返しになると思うんですけれども、今回、経済センサスの速報値で事業所数、そして事業者数が23区を大きく上回ったというのは非常にうれしいところでございます。やはり中でも豊島区では小売業とかサービス業とか割合と気軽にではないですけれども、創業しやすいとか出店しやすいところが多く割合が持っていたところの伸びが非常に断トツに二十数パーセント伸びたとかという、そういったところで全体を押し上げてきたと考えてございますので、今後、豊島区、池袋で創業しよう、ビジネスをしようという方々はそういう業種の方がたくさんいらっしゃると考えています。そうしたところはビジネスサポートセンターを今後も十分活用して、チャンスをぜひ池袋からつかんでいただきたいということで考えています。また、相談も順調に伸びていますので、中には相談に来ていただいて、やはり起業に成功したという声もいただいていますので、ぜひ事業者の方のチャンスをふやしていきたいと考えてございます。