2003年に初当選後、地蔵通り入口の歩道橋について「横断歩道にしてほしい」との要望をいただくようになりました。歩道橋に上がれず、道路を横断する高齢者もおり、危険な状況でした。しかし、歩道橋が架かる国道の管理者は警察であり、要望を重ねても事態が動き出す様子はありません。
私は区議会で何度も取り上げ、粘り強く関係機関と交渉を進める中、ついに20年1月、歩道橋が撤去され、横断歩道が新設。歩きやすい交差点へと生まれ変わり、地域の方に大変喜ばれています。
今から10年以上前、相談者宅を訪れると、隣接する空き地から伸びた樹木が、2階の窓ガラスを突き破りそうなほど迫っていました。すぐに区の担当課に電話すると、「法律上、隣地の人が勝手に切ることはできない」とのこと。そこで樹木の土地所有者を探しましたが、正確な登記がされておらず、実質上の管理者は見つかりませんでした。その結果、相談者は泣き寝入りの状態になりました。
「こんな不条理なことはない。何とかしなければ」。私は区に粘り強く提案を続け、ついに2018年、建設や空き地の管理に関する区の条例を改正。行政が樹木所有者に代わり対応できるようになりました。その後、国も動きました。同様のトラブルが各地で起きていたことから民法が改正され、2023年から所有者でなくとも空き地の樹木伐採が可能となりました。
JR駒込駅のエレベーターは北口(坂上)にしかありませんでしたが、地域住民の声を受け、東口(坂下)にも増設されました。同駅の規模で2基目が設置されるのは異例です。
区議会で初めて、深刻な社会問題となっている「8050問題」(80代の親が50代の子を支え、孤立・困窮する問題)について質問。支援員の配置や情報サイトの開設など、当事者目線の支援を推進しました。
本人や家族、支援者のための「豊島区ひきこもり情報サイト」はこちらから
https://toshima-hikikomori.com/
「待機児童ゼロ」達成と、学童保育(子どもスキップ)の利用時間延長を実現。豊島区は民間調査会社の「共働き子育てしやすい街ランキング」で全国1位に輝きました。
豊島区では2018年度から、全国に先駆けて保育所での紙おむつの処分を実施しています。これまでは保護者が持ち帰り、大変な負担になっていました。改善のきっかけは、私に届いた保護者からの一通のメールでした。
新庚申塚駅(都電)近くにある西巣鴨3丁目の踏切では、地面がデコボコで横断中に転倒する高齢者もいました。そこで段差を解消し、手すり代わりになるガードパイプも設置しました。
警備員のいない巣鴨駅第三自転車駐輪場を利用する女性から「夜は暗く、挙動不審な人もいて怖い」との訴えがあり、防犯カメラや照明を設置しました。
新型コロナ感染症対策として実施されている事業者向け補助金の申請に、行政書士会を無料で活用できる制度を創設。事業者から「スムーズに手続きできました」と非常に喜ばれました。
◎子育て・教育
・都内初!スマート保育所(現・小規模保育所)を区内に開設
・避難所にもなる全区立小中学校の体育館にエアコン設置
◎高齢者
・電球の取り換えなど「困りごと援助サービス」の導入
・「成年後見制度」に利用を促進する条例制定
◎健康・医療
・都内初となる「がん対策推進条例」の制定
・心停止時に命を救うAEDを区有施設に配備
◎防災・減災
・世界初!群衆行動解析技術を搭載した「総合防災システム」の導入
・障がい者や高齢者など、一人で避難できない「災害時要援護者」への支援
◎中小企業
・事業者を支援する「ビジネスサポートセンター」の開設
・女性起業支援へ「サクラーヌbiz応援プロジェクト」を実施
◎安全・安心
・保険加入など自転車の安全利用を促進する条例の制定・改正
◎行財政改革
・「新公会計制度」導入をリードし、税金の使い道を「見える化」